そろそろカタクリの花が咲いたかなと思い、金沢の里山に行ってきた。
平栗というかなり山深い場所だが、この時期だけはたくさんの人か訪れる。
咲いてはいたけどこの一輪だけだった。ちょっとさびしいけど、まあ全く見られないよりは良かったか。
カタクリはスプリングエフェメラルって言われ、雪解けから初夏の木々の葉が茂るまでのわずかな間だけ、葉が出て花が花が咲くというはかなく可憐な植物として人気がある。
カタクリの花が咲くころに飛び交うギフチョウもまた人気。今日のようなコンディションでは見ることはできないとあきらめていたが、目の前をふわっと一瞬蝶が横切った。よく見えなかったが、あのストライプ模様はギフチョウだった気がする。なかなかついているかもしれない。
せっかく来たから、周辺の里山を散歩する。穏やかな日差しが心地よい。
路傍で可憐な花を発見。これはキクザキイチゲではないだろうか? これもスプリングエフェメラルだ。
金沢では例年よりも1週間以上春の訪れが遅れているが、長閑で平和な春が迎えられたことに感謝しないといけないなと、春の陽がさす里山でしんみりと思う。