月別アーカイブ: 1月 2010

本当に簡単に作れる!? 中綴じ豆本の挑戦!【完結編】

★この記事は新しいブログ「豆本と製本と金沢と」にリメイクして掲載しています。より分かりやすい内容になっていますので、ぜひそちらをご覧ください。
 
 
 
 前回は結局失敗に終わった中綴じ豆本作り。リベンジを誓ってから早2週間。ようやく再挑戦しましたヨ。
 
 前回の失敗は用紙の小ささだったので、一回り大きなA7サイズに印刷してそれを断ち落としてA8サイズにすることにしました。 

 
 まずは前回作ったものの用紙設定を変更し、余白を大きくとって仕上がりを半分の面積にする。 

 
 
 前回と同様に「手差し両面印刷」を行う。
 
 今回はきれいに印刷できましたネ。やっぱり前回はサイズが小さすぎたようです。 

 
 あわせて表紙もワードでデザインする。
 
 表紙は厚い紙で絵が奇麗に出た方がいいかと思い、写真用紙を使用します。
 本来は本文と同じサイズにしたいところですが、手持ちがなかったためL判用紙を使いました。 

 
 表紙と中身がそろったらまずは1枚1枚きれいに折って重ねていく。
 
 表紙と中身の紙の大きさが違うので、表紙の下の部分のみカットして基準線を作ります。折り目とこの基準線で全部のページを揃えます。ページの順番が間違いないか、ヌケはないかないか、閉じる前に確認しましょう。
 
 
 
 
 揃えたら、ずれないようにホチキスで止める。
 
 今回は消しゴムを使わず、ホチキスではさむ方を少しカットしてはさめるようにしてから綴じました。
 ホチキスで留める際、針の出る位置が、山折りのセンターに来るように注意して、ずれないように慎重にホチキスで止めます。
 
 
 
 
 うーん、0.5mmくらいずれちゃいましたが、この程度であればカバーできる。
 
 
 
 
 あとは開いて周囲をカッターできれいに化粧断ちする。
 
 コツはいっぺんにたくさん切ろうとせず少しずつ何度もカッターの刃を走らせると意外ときれいに切れますよ。それとカッターの刃は頻繁に折って新しいものを使うように。 

 
 最後に小口(ページをめくる側)は本を閉じて上から押さえつけながらカッターで切り揃える。 

 

 
 じゃ~ん! これでようやく完成! 

 
 中を開くとこんな感じ。
 
 
 
 リベンジ成功!! どうです、なかなかいい出来でしょ。ワードがある程度使えれば簡単に作れますよ。
 
 ぜひ、お試しあれ!!
 

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今週は暖かい!?

 
 北陸の大雪もようやく一段落したようですね。
 
 
 
 写真は昨日の石川県能美市(金沢からちょっと西に行った市。松井選手の出身地といえばわかりやすいかな)の丘陵地帯の樹木に付いた雪が日を浴びてきれいだったのでぱちり。青空に新雪が映えます。
 
 今週は後半から暖かくなるようですね。
 

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簡単に作れる!? 中綴じの豆本の挑戦!

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 まめ猫の手を煩わせることなく自分でも豆本を作ってみたくなって、チャレンジしてみましたヨ。
 といっても、さすがにハードカバーでは難易度が高すぎるので、中綴じにしました。
 中綴じっておわかりですか? 週刊誌のように束ねたページの真ん中をホチキスなどで留めて2つ折りにした製本方式です。
 この製本方式なら、マイクロソフトのワードやジャストシステムの一太郎といったソフトの「冊子印刷」を使えば簡単にできます。
 作るのは豆本「金沢のおいしいもの」のダイジェスト版です。

 

これはまめ猫が作ったハードカバーの豆本です。これの中身を32ページにして中綴じにしたものを作ってみます。

 前回は本格的なレイアウトソフトで作りましたが、今回はより多くの人に豆本作りの楽しみをご紹介できればと思い、一般的なワードを使った作り方を紹介します。

 今まではワード2003を使っていましたが、最近導入したワード2007で挑戦しています。
使い慣れた2003とはメニューが全く変わっており、どこに何があるのか、それを探すのが大変。
でも場所さえ見つかれば、使い方は大差ないようです。

 

用紙のサイズ設定。とりあえず規定で一番小さいカードサイズを選択。

本はこのサイズの二つ折りの大きさになりますので、小さな「豆本」ができる予定です。



ページ設定画面の余白のタグをクリックし、「印刷の形式」を「本(縦方向に谷折り)」を選びます。あわせて余白も設定しておきましょう。

ワードで冊子印刷を行う場合、上記の設定がポイントです。「1冊あたりの枚数」は「平綴じ」という綴じ方を行う場合は枚数の設定を行いますが、今回のように中綴じでページ数も少なければ、「すべて」のままで。



各ページ画像や文字を入れていきます。

冊子印刷の場合、1枚が見開きの裏表となり、つまり1枚で4ページが入ります。総ページ数が、12や24、32、40など、4の倍数でないと、半端が出てしまいますのでご注意ください。



画像のレイアウトを設定します。

画像を挿入したとき、デフォルトでは「行内」の設定で挿入されますが、画像の高さによって行の並びが左右のページでズレてしまったので、まずは全体の行間隔を「固定」にして見やすい行間のポイントで設定を行い、画像を入れるスペースを改行で作り、「前面」に変更します。



すべてのページが出来上がったら、印刷の設定を行います。両面印刷を行うので、「手差し両面印刷」にチェックを入れて、「プロパティ」をクリックして、プリンターの詳細設定を行います。



プリンターの詳細設定画面で用紙サイズを選びます。

さて、いよいよ印刷です。今回、表紙は別の用紙で作ろうと思っていますので、とりあえず、本文(32ページ)分だけ印刷してみることにします。

続いて用紙を準備します。指定したカードサイズの用紙をカットして作ります。



紙の目をみます。

 紙には折りやすい方向があり、二つ折りにする際、この向きにさからって折ると、しわが寄ったりしてきれいに折れません。
簡単な見分け方として、縦方向と横方向、それぞれ写真のようにふわふわと上下に振ってみると、なんとなくどちらかの方がしなやかに曲がりやすいく感じます。本にして折るとき、その曲がりやすい方向に折るように、用紙を指定サイズにカットします。



鉛筆でカットする線を引き、カッターで切ります。用紙はエプソンの両面印刷用紙です。



最後に仕上げをしますので、少しくらいはギザギザになっても気にしません。ただし、大きさはなるべくそろえ、斜めになったりしないように。



カットした紙をプリンターにセットして印刷を実行します。片面の印刷が終わったら、指示通り、再セットして裏面の印刷をします。



ありゃ、用紙が小さすぎて印刷がうまくいかず、文字がぶれちゃいました。カードサイズはこのように柔らかい紙は向かなかったのかな……。

まあ、せっかくなので一応製本してみましょう。失敗なので表紙はつけず、中面だけで作業を続けます。



センターをホチキスで綴じます。ホチキスが届かないときは、写真のように下に消しゴムをおいて上からプレスします。ホチキスの針は2か所で留めます。折り目の山に針の中心が来るように、必ず外側から内側に針を刺します(逆向きだと完成後、ホチキスの曲がった針が指に刺さったりして危ない)。消しゴムで針を刺したら、消しゴムを抜いて、針を指で内側に折り曲げます。



綴じ終わったら、背以外の3方をカッターで化粧断ちします。



一応完成。ありゃ、余白が足りなくて、中の方は絵が切れちゃいました。

 偉そうなこと言って、結局失敗でしたが……失敗から多くを学びましたヨ。 今度は失敗しません。リベンジしますネ。

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お正月のハナシ

 今年は寅年。虎の威を借りる……ではありませんが、威勢のいい年にしたいもの。
 そんな見るからに威厳のある虎の写真を載せたかったんですが、チトいい写真がなかったので、代わりにだれきった実家の猫の写真でも(笑)。
 
 そうそう、お正月のハナシですが、実家に帰省したことは話しましたが、元旦の夜、我が家の風呂より広い実家の風呂でのんびりと湯に浸かっていたら、なんと歯が抜けてしまいました……悲しい
 数日前から、歯茎がはれて歯がぐらぐらしていたので気になっていましたが、まさか歯が抜けるとは、正月早々、歯無じゃ、シャレにならないハナシ。
 前の方の歯だし、刺し歯にしたら、とんでもない出費になりそう……。
 でも、今日、歯医者に行ったら、もともと根元以外は治した歯だったので、もう一度差し込んで固めて完治!!
 とりあえずは、シャレで済みました。

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謹賀新年

 
 あけましておめでとうございます。
 旧年中はありがとうございました。
 本年も「豆本工房わかい」をよろしくお願いします。

 さて、とど猫も今日から仕事始め。なんかあっという間に終わってしまったなぁ、正月休み。

 我が家は里へ帰省しておりましたが、親が高齢なので、元旦から大掃除をしたり、熱のある父を病院へ連れて行ったりと、ほとんど休む暇はありませんでした。

 まあ、日ごろ親孝行をしておりませんので、せめてもの罪滅ぼしのつもりです。

 
 今年はもっと良い年にしたいですね。