そろそろ山が色づいてきたかなと思い、福井県と石川県の県境に近くにある取立山に登ってきた。
ちょっと起きたのが遅かったので、登山口についたのが11時ころ。林道の途中で管理費500円を支払い、駐車場へ。
隣の赤兎山も林道を通るのにお金がかかる。まあ、地元で整備してくれているのだから、タダというわけにはいかないだろう。賛否あるが、悪いことじゃないと思う。料金を徴収しに来たおじさん、「すいません」を連呼していたけど、そんなに恐縮しなくていいのに。
さて、この山は、何年も前、ミズバショウシーズンに登って以来だ。この山は、右回りと左回りの周遊登山ができる。以前来た時は、大滝のあたりが雪で通行止めだったので、左回りで山頂からこつぶり山へ登り、そしてその道を帰るしかなかったが、今日は周遊コースがとれる。
今日も前回と同じ左回りで登る。ずっと登りが続くがそんなに急な登りではない。
尾根に出ると紅葉が見事。ヤマモミジやコハウチワカエデ、ヤマウルシなどの紅や、ブナやミズナラ、 ダケカンバなどの黄色に紅葉前の葉っぱや針葉樹の緑が混ざり、まさしく錦秋の風景の中を歩くの気分がいい。
山頂からはわずかにガスがかかるが白山がきれいに見えた。ここから見ると、まだまだ高いんだなぁと実感する。
山頂を示す木の柱。いい感じに風化している。
まさに錦秋の世界だね。
コハウチワカエデの紅葉ってこんなにきれいだとは知らなかった。
近年、山の中でこれだけ鮮やかな紅葉は見ていなかった気がする。
ずっと続く下山の道。その先には山並みが水墨画のように続く。よく見ると恐竜博物館の銀色のドームも見える。
なかなか迫力のある滝で、すぐ近くまで下りていくこともできる。マイナスイオンをたっぷり浴びてきた。
下山は途中まで快調だったけど、大滝の手前にロックくらいミグみたいな急な岩をロープにつかまりながら下るところがある。下り終えて気が緩んだら、沢で濡れた岩に足を取られてすってんころりんと転んでしまった。